宝塚歌劇団「お花代」は…「逸脱しないように」で解決するの!?しないな。

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宝塚歌劇団の村上浩爾代表取締役社長が、定期的なのか不定期なのかわかりませんが、ここのところちょいちょい記者懇談会とやらをしています。

株式会社化をして、劇団が新しい風通しの良い会社を目指そうという取り組みの一環なんですかね。

記者からの質問や問題提起は、ときどき「??」なこともありますが、こうして定期的に「社会の目」に触れることで、劇団も我々ファンも「考える機会」が増えると思うので、良いことだと思います。

あの事件がなければ、変われなかったのかな

私設ファンクラブのグレーゾーンについては、もう何十年も言われ続けていることだから、今さら感満載ではあります。

でも、「やっと動き出した」ことには大きな意味がありますね。

いつの時代にも、その時代に即した変化は必要。

かつて当たり前だった叱咤激励が「パワハラ」と置き換えられるようになったように、社会の常識もどんどん変化しています。

ただ、今でもときどき思うことがあります。

もしも宝塚で、宙組で、あの不幸な事件が無かったとしたら、劇団はあのまま何も変わらないまま運営を続けていたのかな、と。

結果的にはあの事件をきっかけとして、劇団がこれまで見ない振りをして何十年も蓋してきた様々な問題が表面化、大きな改革に繋がりました。

でも、それは結果論。

ま、もしも、を論じても不毛なのはわかっていても、なんとなく考えてしまいますね。

私設ファンクラブのグレーゾーン

そして、この問題。

今回の記者懇談会で、村上社長は「私設ファンクラブの代表、あるいは会がない生徒は直接本人と“契約書”を交わす」と語ったようです。

チケット代金についても、ファン会からファンに出す時にチケット代金の明記を規定。さらに、これまで「お花代」としてあいまいだったプラス料金についても「封筒代、印刷代、リボンなど当然いろいろコストはかかりますので、そのあたりについても常識の範囲で徴収するのはいいけれども、金額を明示してくださいという趣旨の契約書を結ぼうとしている」

スポーツ報知より引用

常識の範囲、ってなんなんでしょうね。(笑)

私も今でこそ「会」には属さない、きままなファン生活を送っていますが、かつては所属した経験もあります。

最初は宝塚ファンになりたての10代の頃なので、ちょっと「近くにいる感じ」を味わいたいという、単なる自己満足で入っていた感じ。(笑)

なので、お花代がどーとか、グッズがどーとか、一切記憶にないのですが、まぁまぁ社会人経験積んでから入った別の「トップ会」さんは、、、すごかった。(笑)

お金落としてなんぼの世界。

もちろん、私はそういうレベル感が苦手なので、あるべきラインを越えようとは思いませんでしたが、ことあるごとにファン心理をついて資金援助を煽るかのような手法に、正直、辟易していました。

お花代も然り。

記事には「1口500円で1口以上」などとされることが多いとの説明が書かれていましたが、、、当時はそんなもんじゃなかったな。(笑)

なので、そのトップさん卒業後は、今に至るまで「会」とは無縁のファン生活。

村上社長の言う「常識の範囲」って、いちばん曖昧で、いちばん体のいい逃げ口上じゃないですか?

金額を明示するように、との趣旨の文言を契約書に盛り込むと語っていますが、なにも変わってなくない?、な気がするのは私だけですか?

常識は人それぞれの尺度で違うし、昔からの「常識」をそのままに感じている人もいれば、それをあり得ないと感じる人もいる。

金額を明示することを求めるということは、例えば「SS席 チケット代 12,500円、但し、お花代として 別途5000円が必要です」みたいな感じ?

今の会システムすらよく分からないから、適当に言ってます。(笑)

確かに、金額を固定して明示すれば、お金のある人たちが(少なくとも私から見たら)非常識な金額を上乗せして、会に「貢献」するとう文化は少しは抑えられるのかしらね。

「お花代」がなければファンクラブが制作しているチケット封筒などの経費分が赤字になる、と言いますが、、、

これって年会費でまかなうものじゃないの??

たしかに、プレイガイドとかはチケット買う度に手数料とかシステム料とか言って、けっこうな額を請求してきますが、、、あれはチケ販売を生業とする業者のシステム料だしな。

会報とか、手数料とか、その他の必要経費をしっかり計算したうえで、「入会金」と「年会費」として定額徴収で良くないですか?

と、私は思ってしまう。(笑)

年会費は少々割高になるかも知れませんが、会員には平等に会チケを申し込んで良席を得るチャンスがある、ってのがファンクラブの在り方のような気がしてなりません。

よく、退団時期が近くなってくると、特にトップ会では、「退団貯金」が話題になります。

私もあちらこちらで耳にした経験がありますが、、、そもそも、退団のときに大金注ぎ込んでお見送りするという宝塚独特の文化を、そろそろ見直す時期なんじゃないかな~なんて思ってます。

千秋楽のLEDライトとかも、退団するトップ会が全席に配布していますよね。

たしかに客席をライトで埋めて、生徒さんに喜んでいただけたら、推しじゃなくても嬉しいとは思います。

でも、正直に言います。

これまでに何度か、推しじゃないトップさんの千秋楽を偶然にも観劇する機会を得たことがありますが、客席で使用したLEDライト、、、即、廃棄です。

使い道がないんです。

推しの退団のものですら、何年がしたら廃棄してしまったくらいなんで。(笑)

ゆえにいつも「ファンクラブで集めたお金なんだから、もっとファンクラブの人たちに還元した方がいいのにな」って思っちゃうんですよねぇ。

客席を美しい光の波で埋めて最後の舞台を華やかに彩る、それも推しへの愛情であることは理解するのですが、、、なんとも複雑。

もちろん、あれこそが宝塚の良さなんだから!という意見もあると思います。

が、ファンクラブのグレーゾーンの上に成り立ってきた習慣であり、その「在り方」は劇団がもっと主導権を握って考えていくべき課題のように感じます。

上っ面の契約書もどきでは、何も変わらない。

根本から見直さないと。

生徒とファンクラブ、責任の在り方

下級生だけでなく、現在は上級生たちも専科さん以外は雇用契約を結ぶ「契約社員(だよね?)」なのだから、劇団はもっと個人のファンクラブに対して踏み込んでいく必要があるんじゃないかな~。

もっと言えば、必要なのは「ファンクラブの代表」との契約じゃないと思うんです。

生徒全員、生徒自身が「ファンクラブ運営に関する契約」を交わすべき。

「私設」である以上は、自分のファンクラブに生徒自身が責任を持つべきだし、その生徒の責任において幹部さんの任命、運営がなされるべき。

何か問題が起これば、生徒にも責任が及ぶのは当たり前のこと。

だって、当事者である「生徒が劇団に届け出ている私設」ですからね。

勝手にスタッフさんがやっているのではありません。

だからこそ、劇団のチケットがファンクラブに下りてくるわけだし。

もちろん、生徒には舞台に集中してもらいたいのは当然のことなので、運営自体はスタッフさんにお任せするのは当たり前としても、自身のファンクラブでの「お金」の扱いや流れには責任を持つ必要があるし、スタッフさんも、生徒の責任問題にも及ぶということを肝に銘じて運営に当たるべき。

わたくし、「べきべき星人」になっておりますが、、、(笑)一般社会では当たり前のことじゃないですか?

もっと言えば、生徒さんも幹部スタッフたちとちゃんと「契約書」を交わし、それ相応の対応をすべきと思ってます。

すでに、そうされてる生徒さんがいるのかはわかりませんが、、、私の古い頭の中では未だ「スタッフはボランティア」なもので、これまでずっとそう思ってきました。

なにせよ、「不特定多数からお金を集める」という行為が、けっして「慣習」では済まされない、とても大きな責任を伴う行為であることを、今回の小さな一歩をきっかけとして、生徒、ファンクラブ、そしてファンも、いまいちど考える機会になれば良いですね。

最後にちょっと話したいだけの余談

私が最初に入った「会」のおはなし。

会の幹部さんたちはオトナの皆様だったし、まだ10代の若くて可愛かった私(自分で言うな! …笑)だったので、大変かわいがっていただきました。

トップ会でしたが、みなさん、ほーーーんと親切で優しくて。

そのトップさんも、宝塚のベテランファンの皆様が「悪い噂を聞いたことがない」と口を揃えて言っていたくらい、人格者の素敵な方でした。

退団後も素敵に年を重ねられ、今もご活躍されています。

ここ最近、なおちゃん(瀬央ゆりあ)のお茶会報告がSNSを席巻していましたが、それをニヤニヤしながら、あのときのトップ会のスタッフさんたちのことを思い出しておりました。

なおちゃん茶会の報告にはなおちゃんLOVEと同じくらい、スタッフさんへの賛辞が溢れていましたよね。

それってホント素晴らしいことだな~って。

なおちゃん自身の人柄が良くなければ、周囲のスタッフからもそんな素敵な空気は生まれないと思いますし、逆に、スタッフさんたちの評判はなおちゃん自身の評価にも繋がります。

私設ファンクラブの在り方には、まだまだ多くの課題が残されていますが、少なくとも、こうした明るい「うわさ」が聞こえてくることは、せめてもの救いです。(笑)

それでは、また。

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