
星組のお正月公演『恋する天動説│DYNAMIC NOVA』の集合日。
いよいよ新生星組の本格的スタートですね。
大好きだったトップスターが退団した後の何とも言えない複雑な感情は何度も経験してきましたが、こればかりは何度経験しても、慣れません。
「こっちゃん(礼真琴)がいないお稽古場か …」
そんな思いが完全に消えるには少し時間がかかりそうな気もしますが、新しい星組への期待も確かに抱いています。
そんな感情の中で本日の公式発表!
ちょいと刺激が強すぎました。。。
退団者と組み替えの発表
集合日にはいつも「退団者のお知らせ」をポチッとするのに緊張感が走ります。
どの組も、毎公演気になる退団者発表。
新トップさんのお披露目公演では比較的、退団者がいないことも多いような印象ですが、今回は1名の退団発表がありました。
蒼舞咲歩、さきっぽの退団が発表されました。
星組きってのムードメーカー。
彼女のいるところには明るい笑いが絶えないイメージがあります。
かつては妹である宙組の亜音有星くんが長期休演し、その最中に例の宙組問題があり、直後から姉のさきっぽも休演することが発表され、ずいぶん心配した時期もありました。
無事にあのん君も舞台に復帰し、さきっぽも元気いっぱい星組で大活躍を続けていただけに、残念です。
卒業後は、OGとして引き続き妹の活躍を支えていくことと思います。
宝塚生活最後の舞台を、ぜひ全力で楽しんでいただきたいですね!
そして、もうひとつ。
完全に想定外の発表がありました。
これは多くの星組ファンにとって同じ思いだったのではないかと思うのですが、、、
ひろ香祐、専科へ。
なんとっ!!!
劇団は完全に星組のイメージを「刷新」する気ですね、、、と思ってしまいました。
新たな時代への足音
トップスターが入れ替わるたびに、その組のカラーが変化していくのはごく自然な流れですから、それを止めることは不可能です。
むしろカラーを変えられないトップさんがいたとしたら、そのほうが心配。(笑)
なので、新生星組が生み出す新たな風を感じることを楽しみにしているところではありますが、今回のこの星組の状況には、ちょっと違和感すら感じるレベル。
ありちゃん(暁千星)カラーが自ら浮き出してくることを待つことなく、これまでのこっちゃん(礼真琴)カラーを完全に取り除こうとしているのか??とすら勘ぐってしまいます。
ひーろー(ひろ香祐)は95期、礼真琴に続く次席だけあって、なんでもできる芸達者な人。
なので、専科に声がかかるのは納得の逸材。
各組を股にかけて大活躍してくれることは疑いようもないわけですが、礼真琴が去った星組を力強く支えている彼女をこのタイミングで専科へ異動させるとは、、、。
完全に「旧体制の刷新」ですよね。
星組大改造。
ついに星組から95期がいなくなる日が来るんですねー。
しかも、あっという間のできごとすぎる。><
柚希礼音の時代から脈々と受け継がれてきた星組の大きな時代の波が、礼真琴の卒業でひと区切りということなのでしょう。
まだままだ、ちえちゃん(柚希礼音)に憧れていた世代であるありちゃん(暁千星)、もえちゃん(瑠風輝)がセンターにいるとはいえ、大きな時代の転換期。
次のムーブメントを起こすべく、新しい時代の足音、、、か。
寂しいけど、こうやって宝塚の魅力は変化しながら受け継がれていくんですよね。。。
雪組と星組の類似性
月組出身の暁千星、詩ちづるのトップコンビに、宙組出身の2番手、瑠風輝。
その下に星組生え抜きで大切に育てられてきた天飛華音、さらには御曹司、稀惺かずと。
この構図は雪組さんも似ていますね。
月組出身トップスター朝美絢と宙組出身のトップ娘役、夢白あや、星組出身の2番手、瀬央ゆりあ。
その下に雪組生え抜きで大切に育てられてきた縣千、そして御曹司、華世京。
120周年には生え抜き御曹司にバトンが渡るように計算されている!?
2番手がトップの同期生であることも共通していますね。
そして、トップに昇格するには「・・・」であることも。(苦笑)
この先、ほかの組にも組替えの嵐はやってくるのか、、、
2026年に大異動は発令されるのか、、、
花組100期のスター協奏曲も気になるし、月組の路線プロデュースの行方も気になるし、宙組のスター大渋滞も気になるし。
いやはや、すべてが気になりますな。(笑)
そして専科も、星組から実力派、小桜ほのか、ひろ香祐、雪組からベテラン奏乃はるとが加入して、これからどんな動きをするのか、気になります。
個人的には、宙組にベテラン組長を送り込んで欲しいというのが本音ですが、現役組長の組替えも伴うことになるわけで、、、その辺りどうなんでしょうかね。。。
まとめ
お正月公演、ムラには遠征予定がありませんが、、、
きっとこれまでの星組の良さを受け継ぎつつも「私たちの知らない星組」が誕生することでしょう。
嬉しくもあり、寂しくもあり。
見たい気持ちと見たくない気持ちと。
でもきっと実際に幕が開けば、「星組さいこー!!!」ってなる。(笑)
礼真琴がいた星組とは別物として楽しむべし。
でもって、
星組から旅立った雪組の瀬央ゆりあ、花組の極美慎。
礼真琴の男役は見られなくなりましたが、宝塚の楽しみは他組へと拡大しています。
これぞ宝塚沼。(笑)
ありがとう、宝塚。



