
はじめに
トップスター 瀬央ゆりあ の誕生はあるのか、ないのか。
あまりにも 瀬央ゆりあ が恋しくなったので、録画してあった『ザ・ジェントル・ライアー〜英国的、紳士と淑女のゲーム〜』を久しぶりに観ました。
考えてみたら、この作品はまだコロナ禍だった2022年2月なので、なおちゃん(瀬央ゆりあ)の主演はもうかれこれ3年半、実現していないことになります。
来年4~5月にようやく主演作品の上演が発表されましたが、その間、丸4年も主演作なし。
花組で同期生トップ柚香光のもと2番手羽根を背負い、専科を経由して外部出演、宙組配属となった水美舞斗との「格差」は誰の目にも明らかな状況ではあるものの、、、
それでもファンとしては夢を見ていたい。
昨今のいろいろな状況を鑑み、それなりの覚悟はしているつもりでも、やっぱり DayDream 状態から抜け出せない自分が恨めしい。(笑)
DayDream = トップスター 瀬央ゆりあ
来春に上演されることが発表された 瀬央ゆりあ 主演作品『DayDream Dali』。
あらすじを読みながら、ポジティブな勢いを感じたファンもいれば、ネガティブな覚悟を心に刻んだファンもいると思います。
私は完全に後者でした。(笑)
DayDream …
起きているときに見る夢 …
現実と幻想のあいだに漂う空想 …
ぼんやり夢を見ているような時間 …
現実逃避的な想像 …
心の中の小さな旅 …
そうよねぇ、まさに、それだわ~って思ってる、今。(笑)
宝塚歌劇そのものが DayDream みたいなものですが、いま 瀬央ゆりあ の トップスター 「ワンチャン」の願いはまさに DayDream だな~って。
絶対に叶わないと決まったわけじゃないけど、「夢の続きはないのかな…」と思わざるを得ないような条件が整い始めている気がしてならない現実。
それでも、全力で「現実逃避」を試みるファン心理ね。(笑)
久し振りに「ザ・ジェントル・ライアー」を見て、やっぱり 瀬央ゆりあ は真ん中が似合う♡って改めて思っちゃったもんだから、DayDream から覚める日が来るなんて想像がつかない!
『DayDream Dali』あらすじ考
そんなことしても現実はもう私たちの測り知れないところで、すでに決定されているのはわかっているのだけれど、いまいちど「あらすじ」からこの先の 瀬央ゆりあ の進む道を「想像」してみようかと。
特徴的なヒゲ、独創的な作品、奇想天外な言動・・・20世紀の世界を騒がせ続けた天才芸術家、サルバドール・ダリ。そんな彼も寿命には抗えず、今まさに最期の時を迎えようとしていた。故郷フィゲラスの日差しを浴びながら、穏やかに自らの人生を回顧するダリだったが、静かな時間は突然終わりを告げる。突如目の前に現れた卵から男が産まれ、ダリを「我が王」と呼んだのだ。男は自らをナルシスと名乗り、彼の世界が今危機にあること、救うためにダリの力が必要であることを訴える。若返りと引き換えに協力を約束したダリは、溶けた時計に乗って白昼夢の世界へと誘われていく・・・。
最愛の妻、ガラとのロマンスや、様々な芸術家との親交、記憶のリフレインの中で、果たしてキング・ダリは世界を救い、救世主(サルバドール)となることができるのか。奇想天外な世界に真実の愛を見出す、シュルレアリスム・ロマン。
基本的に根がネガティブな私には、何回読んでもこの作品から 瀬央ゆりあ の「明るい未来」を読み取ることはできないんですよねぇ。。。
でも、どちらともとれる内容ではあるのかな、と確かに思う節もあり。
書き下ろしのオリジナル作品
まずは作品のあらすじ以前に、このタイミングで谷先生の「書き下ろし」という点では、客観的に明るい材料ではありますね。
だいたい過去の2番手退団者は、退団前の別箱は再演ものばかりでしたから。
でも今の宝塚は「前例」というものほど当てにならないものはナシ。(笑)
そう、前例というものはもはや「倣う」ものではなく、誰かが「作る」ものなんです。
なので私はこの「新作」が充てられたことにより、むしろ「さよなら作品をオリジナルで書いてくれたんだ …」なんて捉えちゃいました。
なおちゃんの功績に感謝と敬意を払い、温かく送り出してくれるんだな、、、って。
どんだけ私、ネガティブなん?(笑)
でもね、トップスター以外は本公演で「さよなら作品」を上演できないわけだから、別箱でも主演として東上公演オリジナル作品を用意してもらえたってのは、たとえ退団前の餞別だとしても、ファンとしては嬉しいな、なんて思うわけです。
正2番手のポジションを得ているので、仮に2番手で退団となっても大劇場&東宝でサヨナラショーはさせてもらえると思いますが、主演として真ん中に立って「卒業」を感じられる公演って、やっぱり観たいじゃないですか。
なので、もしも本当に来秋退団ならば、その発表は別箱前にして欲しいなと強く思います。
瀬央ゆりあ は王になるのか?救世主になれるのか?
いちおうポジティブワードも拾っておきますが、、、
突如目の前に現れた卵から男が産まれ、ダリを「我が王」と呼んだ
卵から男が産まれるってどんな状況?(笑)
ナルシスと言う卵男、たぶん華世京くんが演じるんじゃない?と勝手に思っているわけですが、、、
ダリの力が必要であると訴える、、、
そして「我が王」と呼ぶわけでしょ?
これが原作物だったら何も気にならないかも知れないけど、オリジナルで座付き演出家が書いてるっていうのがね、、、気になりますよね。
果たしてキング・ダリは世界を救い、救世主(サルバドール)となることができるのか。
なんか微妙なエピローグ。
キングになるの?ならないの?
結局ダリは救世主になれるの?なれないの?
なんだか、現実世界をそのまま突きつけられているだけの気もする。(笑)
作者の谷先生は当然ながら、瀬央ゆりあ の進む道を知ったうえで書いているはずなので、なおのことその物語の意味を詮索してしまいますね。
雪組での明るい未来が舞い込んで、キング = トップスター という隠語を使って物語を構成しているのならば嬉しいけれど、、、
問題は「DayDream│白昼夢」であるということなんですよ、これがまた。
人生の終わりを描く側面も
この作品のメインパートは現実ではなく、DayDream。
現実のダリは最期のときを迎えようとしているわけです。
穏やかに自らの人生を回顧するダリ
ネガティブワールド全開の私には、完全に「穏やかに自らの宝塚人生を回顧する 瀬央ゆりあ」としか聞こえないのですが。
何度もあらすじを読みましたが、いっこうにポジティブな思いは湧いてきません。
「今まさに最期のときを迎えようとしていた」
最初のこの一文ですでにノックアウトでしたからね。(笑)
そこへきて「人生を回顧する」なんてフレーズが並んだら、もう、退団としか思えない。。。
最愛の妻、ガラとのロマンスや、様々な芸術家との親交、記憶のリフレインの中で…
これも、私の脳内では「これまでの宝塚人生の中で出会い、共演してきた人々との思い出を辿りながら、、、ってことですよね?」ってなる。(笑)
ふたを開けてみたら全然、まったく、そんなネガティブ・ストーリーではないかも知れないけど、とりあえず「あらすじ」からはネガティブな感情しか湧いてこないんですよねぇ。。。
超現実浪漫(シュルレアリスム・ロマン)と謳っているので、もしかしたら想像しているよりもう~んと「ぶっ飛んでる」作品になるかも知れない!?
シュルレアリスム・ロマンってなに!?って方は、こちらでどうぞ。
雪組はこれからどうなる!?
何度も言いますが、来秋のなおちゃんの退団があるかも知れないこと、覚悟しなければならないかなとは思っています。
でも、まだまだ DayDream から覚めたくない気持ちと葛藤中。
雪組は朝美絢&夢白あやの体制が2作品で幕となり、2026年後半は朝美絢&音彩唯の体制がスタートします。
あーさ(朝美絢)の任期が3年くらいとすれば、はばまいちゃん(音彩唯)にはちょっと在任期間が短い。
なので、あーさの後を短期でもいいから 瀬央ゆりあ&音彩唯 が実現しないかと、ひそかに妄想中です。(笑)
先日の『パリのアメリカ人』での、なおちゃん&はばまいちゃん が思いのほかお似合いで、この二人の主演で作品を見たいな~と思ったんです。
でも、トップ娘役に就任することが決まったので夢叶わず。
だったら 瀬央ゆりあ にももう一段、階段を上がっていただくしか道はなし!(笑)
朝美絢 ➔ 瀬央ゆりあ ➔ 縣千 ➔ 華世京 ➔ 律希奏
これではダメですか???
やっぱり、だめ??
だめ、、か?
そうか。。。
まとめ
いよいよ宙組の大劇場公演『PRINCE OF LEGEND│BAYSIDE STAR』が千秋楽を迎え、間もなく雪組の大劇場公演『ボー・ブランメル~美しすぎた男~│Prayer~祈り~』が初日を迎えます。
公演が始まれば、スカステへの露出も増えるので、瀬央チャージをい~~~っぱいできるのを楽しみにしています!!
東京公演のチケット友会抽選も大劇場の初日と共に始まりますね。
チケット当たるといいな。。。
時が過ぎるのはあっという間。
来秋、どんな結末が待っていようとも、後悔のないよう全力でなおちゃんの舞台を楽しみたいと思います♡



