
朝から公式サイトが更新されると、大抵は休演者情報の更新やその日の公演に関してのお知らせですが、本日もまた朝から宙組休演者情報の更新。
※宝塚大劇場公演の休演者について更新いたしました。
つい先日、亜音有星くんの休演が発表されて驚いていたところに、今回は組回り111期生の怪我による休演が追記されました。
なぜ宙組はこんなに休演者が続出するの?
そもそも今回の公演では、お稽古期間に「宝塚・東京ともに全休」という生徒が3人も発表されたことで、ファンの間では驚きの声が上がっていました。
私もその中の一人です。
公演の全期間を通して休演することを早々に決断するというのは、ご本人にとってはかなり勇気のいる決断であったと察するに余りあります。
ひとつの舞台を作るうえでは、ひとりが抜ければ代役が必要になり、芝居はもちろん、ダンスのフォーメーションなど、すべてに影響してしまうので、初日からしばらく舞台に立てない状況であると判断された結果として、こういう決断に至ったのかも知れませんが、、、
でも、3人もの出演者が全休なんて、ちょっと多すぎます。
大劇場公演の幕が開いた後にも、組回りの研1生が大劇場を全休、亜音くんの休演、そして今回さらに研1生の千秋楽までの全休が発表されました。
ただでさえ休演者が異常な多さであることに加え、気になるのは休演者のなかに組回り111期生が3人も含まれていること。
14人しかいない組回り研1生が、同時に3人も長期休演するのはやはり異例の状況。
3人とも怪我のためと発表されているので、とにかく今は無理をせず、これからの長い舞台人生活のためにしっかり治して元気に復帰してくれることを願うばかりではありますが、、、
これだけ研1生に怪我人が発生するということは、やはり組内の指導の在り方を見直す必要性も感じます。
研1生は入団したばかりで「頑張りの程度」がわかっていないでしょうし、しかも最下級生としての様々な緊張感を抱えての組回り。
上級生の皆さんも、きっと個々にはいろいろ気にかけてあげてはいるんだと思いますが、組織としての体制はどうなっているんだろう?と、ちょっと気になっています。
新しい風に願いを託し
研1生たちの休演は怪我のためとの発表ですが、上級生の3人、全休が発表されている華乃みゆさん、花恋こまちさん、そして先日から休演している亜音有星くんについては「体調不良」の発表がされています。
正直、いろいろ心配になってしまいます。
外野があーだこーだと心配したところで、実情がわからない以上、どうしようもないわけですが、、、
2年前、あれだけの大きな社会的問題となった宙組問題。
いちど失った信用、いちど与えてしまった不安、いちど持たれてしまった疑念、ネガティブな印象はそう簡単に払拭できるものではありません。
これは個々の関りであろうと、ビジネスであろうと、その信頼を回復するには並大抵の努力では足りないし、長い時間がかかるものです。
崩れるのは一瞬ですが、築き上げるには地道な努力を重ねるしかない。
たくさんの新しい風が吹き込み、ようやく新たな一歩を踏み出し始めている新生宙組。
その矢先にこれだけの休演者。
さらにはショーの中の楽曲にまで問題提起され、せっかくのずんちゃん(桜木みなと)のお披露目公演に水を差される形になりました。
あの楽曲使用に関しては、個人的には大きな問題意識は持っていなくて。
ただ、多くの人々が疑問に感じたり不快に思ったりしている事実は重く受け止め、社会的な影響が大きい宝塚歌劇団として「使わない」決断をしたことは良かったな、と。
でも、これがもしも他の組の公演だったとしたら、ここまで大きな問題に発展しなかったんじゃないかという気も少ししています。
まったく気にされなかったかどうかはわかりませんが、少なくとも今回のような、劇団が「楽曲の使用を取りやめます」と決断するに至る流れにはなっていなかったと思います。
それだけ、宙組に対する視線はまだまだ厳しいということです。
新しい宙組の歩みを温かく見守るファンがほとんどであることは間違いないと思いますが、それでも一挙手、一投足に多くの「批判的な視線」も注がれているのが現実。
それは生徒さんの責によるところであってもなくても、宙組というひとつの組織へ向けられている厳しい視線。
運営側もそれは十分に理解していると思いますが、単に組替えで新風を送り込むだけでは改革とは言えません。
現実的にこれだけの休演者を出していて、上演作品にもクレームが入っているという事実を重く受け止め、
運営側、管理職、上級生、下級生、それぞれが主体性を持って「愛する宙組」と向き合い、あるべき姿に導いていくことを願ってやみません。
まとめ
こんな偉そうなことを語りながら、いつも自分の中で自問自答していることがあります。
「中のことがわからないのに、勝手な意見を述べるのはどうなの?」
でも、語りたくなっちゃう。(笑)
だからこれからも、自分なりに感じていることをダラダラと語り続けていくと思います。
I LOVE TAKARAZUKA♡



