
宙組公演の大劇場初日に思ったこと
チケットの売れ行きが心配な中、ついに宙組、桜木みなとトップお披露目公演『PRINCE OF LEGEND│BAYSIDE STAR』の幕が開きました。
ずんちゃん(桜木みなと)、トップ就任、大劇場お披露目おめでとう!!!
95期から5人目のトップスター。
花月雪星宙、同時期就任は叶わなかったけど、これで全組コンプリートですね。
娘役トップも3人を輩出しているし、現役バリバリ2番手の瀬央ゆりあ、水美舞斗、専科の輝月ゆうまが第一線で大活躍していることを思うと、今さらながら95期って本当に恐るべきスター軍団だな~と思います。
時代は少しずつ新しい世代に流れがきているし、95期の時代の終焉が近づいてきているのはイヤというほど感じているけれど、、、
きょう、ずんちゃんの大劇場お披露目公演開幕の報道で、写真を見たり記事を読んだりしていたら、ここ数か月感じていた思いを吐露したくなりました。
ちょっとね、勝手に「切なさ」を感じちゃっていましてね。
なおちゃん(瀬央ゆりあ)は星組で礼真琴と共に育ち、礼真琴のトップ就任から隣で彼女を支えてきて。
みなちゃん(水美舞斗)は花組で柚香光と共に育ち、柚香光のトップ就任から隣で彼女を支えてきて。
そしてなぜか突然の専科異動、そして外部出演。
劇団の期待に応えて、二人は宝塚の看板を背負って外部でも評価を得、「人気」という手土産を持って大劇場へ帰ってきたのよね。
そして再び与えられたのが、「同期生トップ誕生」への立ち合い。
95期のトップ、2番手の並びが見られることは正直、嬉しいことではあります。
でも実は、雪組の朝美絢お披露目公演や先日の御園座公演で、なんとなく感じていた「切なさ」。
そしてその「切なさ」を今日の宙組公演でも同じように感じてしまって。
頭では理解していても、気持ちの処理が全然追い付いていないのかな~。
水美舞斗、瀬央ゆりあ、トップにふさわしい人材
あーさ(朝美絢)やずんちゃん(桜木みなと)のトップ就任は、ほんとーに嬉しいんですよ。
そこに疑いはなくて。
彼女たちがどーのでは全くなくて、単純に、水美舞斗と瀬央ゆりあへの想い。
あーさが大羽根を背負って大階段でピンスポを浴びる姿を階段下で見守っているなおちゃん。
センターで初日、千秋楽のご挨拶をするあーさを背後から愛おしそうな視線を向けて微笑むなおちゃん。
その笑顔が温かければ温かいほど、切ない。
なんかさ、どうして同期生トップを2人も支えさせるの?劇団は、、、ってなるよね。
でもって同じ感情がきょうの宙組公演でも湧いてきちゃったわけですよ。
センターでキラキラと輝くずんちゃんを、愛おしそうな微笑みで見つめるみなちゃん。
いや、あなたもセンターに立っていい存在ですからね?って。
ゼロ番に立ってスポットを浴びる同期トップスターを、どんな思いで見つめているんだろう?って勝手に切なくなっちゃいました。(笑)
いや、たぶん、なおちゃんも、みなちゃんも、なんの裏もなく、純粋にトップとして組を率いる同期生を支えたいと思っているんだと思います。
それは間違いないと思う。
でも外野としては、二人が同期生トップの一歩後ろに立って背後から向ける温かい視線に、どうしても「切なさ」を感じてしまう。
だって、自分も別箱主演を与えられて来た「スター」の立場でありながら、同期生トップの誕生を2度も見守り支えるなんて、ねぇ、、、
水美舞斗、瀬央ゆりあ、あなたたちはトップスターにならなきゃダメッ!絶対に!!(笑)
95期はもうイイよぉ~という声もチラホラ聞こえてきますが、このまま彼女たちに2番手退団という選択があってはならないと私は思ってしまう。
彼女たちこそ、トップスターにふさわしい人材じゃないかと思います。
ファンの想いは尽きず、、、
人事は水もの。
タイミングや運もあるし、劇団の方針や本人たちの意向もあると思います。
それでもファンとしては「いつかトップに!」の想いは尽きないもの。
そういえば、今回の宙組公演でついにこってぃ(鷹翔千空)が大階段一人降りだったそうですね!
こってぃ、おめでとう!!
今が踏ん張り時ですね。
こってぃにはトップまで頑張ってのぼって行って欲しいな。
この先、いつ、どんな人事が発令されるのか、勝手にずっとドキドキしていますが、、、
どんな人事が発令されたとしても、いつのときも喜ぶ人がいれば涙する人もいる。
仕方のないことだと頭では理解していても、ファン心理とは難しいものですね。
水美舞斗、瀬央ゆりあ、二人の未来にハッピーエンドが待っていますように!!